自分で行う白髪染め!適切な頻度をご存じですか?

自分で行う白髪染め!適切な頻度をご存じですか?

歳を重ねるとだんだん増えてくる白髪。「若く見られたい」「きれいな黒髪に戻したい」といった気持ちから、市販の白髪染めを使用して頻繁に染める人が多くいますが、頻度を気にする人はいないかもしれません。自分で行うとついついやり過ぎてしまう白髪染めですが、適切な頻度で行いませんと、悪影響を身体に与える場合もあるのです。

自宅での白髪染め。どれくらいの頻度で行うのが良い?

30代以降の年齢になりますと、頭髪に白いものが混じってくる人が多くなります。そして更に歳を重ねますと、その分どんどんと増えてくるのが白髪です。白髪が目立ってくると市販の白髪染めで白髪染めをする人が多くいますが、人によってまちまちなのが、その「頻度」です。どれくらいの期間を空けて染めるべきかという適切な頻度は、あまり知られていません。ではどれくらいの頻度で白髪染めを行うのが良いのでしょうか?

過ぎた頻度の白髪染めが身体に与える影響

白髪染めは気になるからと、やればやるほど良いというものではありません。やり過ぎてしまいますと、身体や頭髪に悪影響を与えてしまう場合もあるのです。

髪にダメージを与える時がある

過ぎた頻度の白髪染めは、髪にダメージを与えることは否めません。これは白髪染めにだけではなく、髪のカラーリングという行為は、どんなやり方・色合いにしても、少なからずダメージがあるのです。カラーリングというのはなぜ、髪にダメージを与えるのでしょうか?

じつはヘアカラーというのは二種類の薬剤を使用して髪の毛の色に変化を与える仕組みになっています。一つの薬剤には酸化染料とアルカリ剤が、そしてもう一つの薬剤には酸化剤というものが含まれています。この異なる成分の薬剤を混ぜることにより酸化染料が発色するのです。髪に色をつけるために、アルカリ剤が髪の毛を膨らませ髪の表面のキューティクルを開かせます。その開いたキューティクルへ染料が入り、髪の毛に色を定着させるのです。

キューティクルというのは髪の毛の表面を保護し、なめらかさやツヤを生み出す役割を担っています。カラーリングによりそのキューティクルを何度も開かせてしまいますと、髪の内部構造の一つである「コルテックス」に影響を与えてしまいます。コルテックスは髪の毛に強さを与える役割を持っているものですので、そのコルテックスに影響を与えることで髪の毛がダメージを受けやすくなってしまうのです。

頭皮にダメージを与える時もある

白髪染めなどのヘアカラーは、頻度が過ぎると頭皮にも悪影響を及ぼします。これは元々皮膚が敏感な人やアレルギーを持っている人、または頭皮に傷がある人などに起こりやすいでしょう。

過ぎた頻度で、自分で白髪染めを行うことにより頭皮がダメージを受け続けますと、毛根がダメージを受けたり毛髪の生え変わるサイクルにも悪影響を与えたりすることになるのです。そして薄毛や抜け毛が発生する原因になってしまいます。

適切な白髪染めの頻度とは?

では適切な白髪染めの頻度がどれくらいなのか?どうやって判断するのか?をみていきましょう。

白髪の量や長さで頻度を判断する

白髪を染めようと思う動機。多くの場合、見た目を良くしたい、若く見られたいといった気持ちが動機になります。見た目に影響を与えるのは白髪の量や長さだったりするのです。全体の髪の毛の量や長さに対しての白髪の量・長さにより、老けて見えてしまうかどうかといったところが分かれるポイントになります。

白髪の量が髪の毛全体に対し10%くらいならば、あまり目立たないのであまり老けて見えません。この量ならば、おおよそ2か月に一回の白髪染めで十分です。ですが全体の30%ほどの量になってしまいますと、白髪が多く見えますので、1ヶ月に一回は行うほうが良いでしょう。

また、髪の毛の長さが1cmほどの場合は白髪もあまり目立ちませんが、3cmほどの長さになるとかなり目立ってしまいます。よってそれくらいの長さになったら、白髪を染めるかカットを検討したほうが良いでしょう。

頭皮のターンオーバー期間で判断する

頭皮はある一定の期間でターンオーバー(新陳代謝)します。そのターンオーバーに合わせた頻度で白髪染めを行えば、髪の毛や頭皮が受けるダメージを最小限に抑えることが可能です。ターンオーバーの期間は個人差や部位によっても異なりますが、白髪が発生する30代以降の場合だとおおよそ45日程度となります。よって白髪染めの頻度を45日に一回にしておけば、頭皮や毛髪への負担は少なくなるのです。

白髪染めの頻度は、美容院に相談するのがおすすめ

以上のように毛髪や頭皮が市販の白髪染めを使用し過ぎるとダメージを受けてしまいますので、適切な頻度で行うのがいいのですが、手っ取り早いのは、美容院で相談することです。

美容院は一日だけでも何十人もの人に対してカラーリングを行っています。それだけいろいろな人の毛髪・頭皮の状態を見ていますので、その人にとって適切な頻度の白髪染めといったものも、判断してくれるでしょう。

また美容院では、毛量と白髪率を考慮して、その人の髪の毛の質を見極め、その人に合わせた配合の白髪染めを使用してくれます。単純に頻度だけでなく、以上のように美容院の意見を参考にして白髪染めするのもおすすめです。

まとめ

30代以降になると増えてくる白髪。自宅での白髪染めを頻繁に行う方もいらっしゃいますがが、適切な頻度で行いませんと、毛髪や頭皮を傷める可能性があります。適切な頻度で行うには、白髪の量や長さといった見た目を基準にしたり、頭皮のターンオーバー期間を目安にしたりするのも良いかもしれません。一番良いのは、美容院でアドバイスをしてもらい白髪染めをしてもらうことです。個人個人に合った頻度や白髪染めの配合などで行ってくれます。

茨城県結城市にありますヘアサロン「Lien」では、お客様ごとの髪質や髪の状態、頭皮の状態などから、カラーリングに関するアドバイスを行っております。白髪染めもぜひ当店へご依頼下さい。